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もうすぐ春ですね
とても寒い日が段々和らいできました
私は夜に読書をすることが多いのですが
最近は布団の上で本を読むことが多くなってきました
友人からたくさんの本を頂いたので
それを近頃はそれを読んでいたのですが
読むのがむつかしい本が多くつらくなってきたので
そういう時はもうずっと好きな本を間に再読しています
お薦めはイギリスの作家のチャールズ・ディケンズです
好き過ぎて、日本で翻訳されている本は全部揃えていますが
買いやすい本として、新潮文庫から出ている
『ディヴィッド・コッパーフィールド』です
全四巻ですが、笑いあり涙ありでとても読みやすいです
ディケンズの作品はロンドンの市井の人々が出てくる
俯瞰的な群像小説です
貧しい人や悪い人、金持ちや心の貧しい人、優しい人、
美しい人、醜い人、沢山の人々が哀れだったり、
幸せだったりする作品はとても魅力的で
一度読みだすと、ずっと読んでいたい気持ちになってしまいます
私も数えきれない程読んできたので、本がもうぼろぼろです
人はいくつもの相反する思いや欲を心に持っています
そういうアンビバレントな気持ちが、
この作品に反映されて、普遍的に愛されているのだと思います
何百年経っても変わらない人々の様子を読んでみるのも
一興だと思いますので、読む本に困っている方がいれば
是非手にとって読んでいただきたいです
DA早川
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